世界的に有名なフランスのブランドです。婚約・結婚指輪や時計といったイメージが強いですが、それだけではなく革製品やペン、カフスやネクタイなど様々なアイテムを展開しています。魅力的なアイテムが多く男女ともに人気の一流ブランドで、自分へのご褒美以外にも人へプレゼントするのにも最適な高級ブランドと言えます。

カルティエの歴史について

カルティエは1847年に、ルイ=フランソワ・カルティエがフランスでジュエリー工房を受け継いだことによって始まったブランドです。

開業当初から王族が宝飾品を買い求めたと言われていて、フランス国内だけではなくイギリス・ロシア・ポルトガルなど様々な王室御用達のブランドとなっていったのです。当時ヨーロッパで流行していた、アール・ヌーヴォーではなく左右対称デザインのアール・デコを確立し、ダイヤモンドやプラチナなどの高級素材を使用したことで注目を浴びます。アール・ヌーヴォーは曲線的で花や植物などをモチーフにしているのに対し、アール・デコはフランスやイスラム、東洋の古美術を研究することで、幾何学デザインで直線的なアール・デコを確立したとされています。また、世界初の腕時計を開発したのもこのブランドです。

1904年頃はまだ懐中時計が主流でしたが、パイロットで友人のアルベルト・サントス・デュモンから操縦中でも時間を確認できる時計が欲しいと依頼を受けたことで作られたのが、世界初のレザーストラップの腕時計を製造したという歴史があります。この時計のシリーズは今でもサントスウォッチとして、世界中で愛されています。

主なコレクションとは

様々なアイテムを展開していますが、ジュエリー・時計・革製品が主流です。ジュエリーは、トリニティやラブといったコレクションが有名ですが、それに続くブランドアイコンとして力を入れているのが、クラッシュになります。

伝統的な要素であるスタッズ・ビーズ・クルカレを用いながら、モダンなデザインとなっているのが特徴のコレクションです。攻撃的なイメージとフェミニンな雰囲気を、同時に演出することができるコレクションとなっています。このブランドのアイコンの一つとも言えるのが、パンテールです。フランス語で豹を意味します。

豹はこのブランドを象徴するものの一つで、広告にもよく使用されます。その豹をモチーフにしたアイテムを展開していて、を象ったジュエリーやチャームなどが販売されています。特に人気なのが腕時計です。デザインは角の丸い正方形のフェイス、8個のビスなどを使用した洗練されたデザインとなっています。

一見は豹らしさのないデザインですが、側面を見ることで腕を伸ばした豹が背中を伸ばしているようなラインの美しさが初めてわかるデザインです。年齢を重ねても似合うというのも、このコレクションの魅力と言えます。

人気の婚約・結婚指輪

カルティエは、婚約・結婚指輪として憧れているという人も多いブランドです。宝石商の王とも呼ばれているため、ダイヤモンドは品質の良いものが使われています。

専門家によって一つ一つ選別されていて、高い基準に照らし合わせて、カラーや透明度が完璧かどうかを調べて厳選し、ダイヤモンドの質を評価する4C基準の中から最高のものと認められたものであっても、さらに6割ほどに絞って、最高品質のものだけを使用し、指輪の素材に使われるプラチナも、上質なものだけを使用します。デザインが芸術的であるのも特徴で、完成度の高いオーバルシェイプと端正なビスモチーフが特徴的なラブリング、ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドの3色でできたリングが重なり合うトリニティ、モダンで上品かつ繊細なバレリーナなど、ラインナップも豊富なのも魅力です。アフターケアが充実しているというのも、嬉しいポイントと言えます。艶出しやクリーニングサービスが無料で、購入から3ヶ月以内であれば、品質証明書を提示することで指輪の内側などに施す刻印も無料で行ってもらえます。

その他、サイズ調整などは有料で行ってもらうことが可能です。
洗練されたデザインと様々な種類が豊富な商品展開をしている高級ブランドですが、アイテムをあえてカジュアルなファッションと合わせるというのもおしゃれです。ブランドロゴの主張が強くないことで、上質感のある仕上がりとなっているのもオシャレに取り入れやすい点となっています。機会があれば、手に入れたいブランドの一つと言えます。

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